ワーク・ライフ・バランス憲章 経済的自立が可能な社会

ワーク・ライフ・バランス憲章では特に若者に対して"経済的に自立可能な働き方ができ、結婚や子育てに関する希望の実現などに向けて、暮らしの経済的基盤が確保できる。"ということを唱えています。11日、これら若者の中でも障害者を支援し、雇用を生み出している会社の見学会があり、参加して来ましたのでご紹介します。

会社名は、株式会社アイエスエフネットハーモニー。株式会社アイエスエフネットの特例子会社として設立され経営されています。一般に障害者は700万人、人口の5%がいると言われているとの事です。そのうち働ける人が約300万人ですが実際に働いているのは35万人とのことでした。働いているいる人も少ないのですが、賃金も少なく、施設などの場合は160時間働いて13,000円しかもらえないとの事。また一度働いても単純労働が多く、長続きせず5年もすると辞めてしまうケースが多いということです。

そんな中、この会社は1,000人の雇用と60歳まで雇用を継続すること、160時間25万円を支給することなどを宣言し活動をしていました。業種はIT。私も同じ業界にいますので親会社のことは知っていましたが、特例子会社を持っていることは知りませんでした。

見学をさせてもらってまず感じたことは、皆がとても明るく挨拶がしっかりしているということでした。発 20100611.JPGのサムネール画像達障害の人は見た目には判りませんが話すと少し違うなと思いますが、まったくいやな感じがしませんでした。仕事も見させていただきました。IT関連会社なので、PCで帳票を作ったり、名刺を作ったり、PCの組み立て(キッティングや中古PCのクリーニングなどが主な仕事でした。教える人も指導を受け仕事をする人も障害者。指導者にはうつなどの病気で一時休職をした方もおられました。マネージャーに話を伺いましたが、習得する速度が非常に遅く、とても大変との事でした。ただ、一度習得するとまじめにしかも丁寧な仕事するので安心できるし誇りを持てるとの事です。また、作業員からスタートして指導員、マネージャーへとスキルセットやポジションアップがあり、仕事へのモチベーションをあげて行くことにより、長く働ける環境を作っているのも印象的でした。

中野区の協力を受けているとはいえ、自立可能な賃金を払い、60歳までの雇用を目指すことは並大抵なことではないと思います。社長の熱意を感じ従業員も同じ熱意と働く喜びを見させていただきました。

社長が「"足るを知る"心を学びます」と結んでいたのが心に残りました。

少子高齢化と言われ労働人口の減少が問題とされている現在、雇用の創出を行い平等に働く機会を与え、働いている人に対し求められる喜びを抱かせることの重要性を再認識した見学でした。ありがとうございました。

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プロフィール

ワーク・ライフ・バランスコンサルタント 羽生田 清
ワーク・ライフ・バランス実現に貢献するため、導入支援サイトWLB-is(ウィズ)を立ち上げました。
「優れた個人の力」と「優れた組織」で時代を生き抜く活動の支援をさせて頂きます。