北欧 ノルウェーのワーク・ライフ・バランス2

ひきつづきノルウェー大使館でのセミナーです。

 

DNVの副社長がスピーカーです。

タイトルは"Women-good business"

ビジネスにおける女性の活用事例ならびにビジネス自身の考え方など、私にとって興味深い内容でした。

 

ノルウェーでは法律で上場企業は役員の40%が女性でなければならないと決められているとの事。日本では考えられないことですね。すべての人が参画し、すべての人が能力を発揮し、社会、会社を作りあげるという考え方がベースようです。また女性の起業家精神を促す施策がとられており、Women of the awardを設け、ロールモデル提示のひとつの手段ともしているとの事です。

ただ、実際に40%を達成するには結構大変なようでした。例としてお話をしてくれた内容を話ますと、実際役員に推薦、指名をしても女性は90%実行できると思っても100%ではないので断る傾向にあり、男性は少ない可能性(たとえば50%とか)であっても手を上げるというジェンダー的な相違があると言われていました。役員確保とはちょっと違うのですが、男性は男性が適していると思われる職業、女性は女性が適していると思われる職業を選ぶ傾向があり、教育の問題もあるとのお話もありました。これらを打破するためには、ロールモデルを見せたり、メンター制度の導入などが考えられているようです。

また、企業としてはエンロンやリーマンショックなどを回避するためにあえて違った意見を導入することなどのダイバーシティーの考え方を導入していました。適材適所に人を配置し、能力を十分に発揮してもらう環境を作りを実施していました。

 

ちょっと外れますが、リスクに対する考え方で面白いなあと思ったので紹介しますが、"ビジネス自身がリスクである。企業はリスクを管理していくが排除するものではない。また行動を起こさないリスクもある。"と述べておられました。福祉国家というと保守的な感じがしたのですがダイナミックでグローバルな考え方の元動いていると感じました。事実北欧ではグローバルな企業も多く、フィンランドのノキア、デンマークのレゴ、スウェーデンのイケア、H&Mなどその結果のようにも思います。

 

もう一度話題をワーク・ライフ・バランスに戻すと、経営者は従業員に対し生活や健康を担保し安心して働ける環境を提供することをし、従業員は能力を発揮し会社の発展に寄与するなど双方の信頼関係が築かれていると思います。そしてこれは人権、平等をベースとした共生という政策理念のもとに実行されているように感じました。

歴史を顧みると、これに至るまでは多くの犠牲の元に生まれたことも事実で一長一短には実現できるものではないとも感じました。

 

今回、前から興味のあった北欧のワーク・ライフ・バランスに触れ大変勉強になりました。このような機会を提供していただいたノルウェー大使館の皆様ならびに国民に感謝いたします。

 

 

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プロフィール

ワーク・ライフ・バランスコンサルタント 羽生田 清
ワーク・ライフ・バランス実現に貢献するため、導入支援サイトWLB-is(ウィズ)を立ち上げました。
「優れた個人の力」と「優れた組織」で時代を生き抜く活動の支援をさせて頂きます。